2013年3月26日火曜日

カーディナルSXとPEライン、FGノット、

化粧箱入りで購入したアブのカーディナルSXです。
日本のお目の高いアングラーのための日本仕様とちがって北米仕様はとても簡素で
スペアスプールも付いてこないし、品番の後にくるS(例えばSX2000Sとか)の
シャロースプールモデルとか もありません。
右のカーディナルSとの違いは
色・・・、
値段・・・、
あとベアリングの数くらい・・・。

こんな廉価なリールをSと一つ上のSXとを買うくらいなら、上位機種のOrraやRevoを
購入してスペアスプール付きにしたほうが一台で二台分以上の価値があるのですが、
カーディナルSはサイズは10だしSXも同じく10なので、製造過程も同じラインで
製造されるカーディナルなら当然ながらスプールのスワップが出来ちゃいます。
これは左のカーディナルSのボディに右のSXのスプールを装着し、
右のカーディナルSXのボディに左のSのスプールを取り付けたものです。
まあ、日本仕様なら安いSXでもスペアスプールが付いてくるので、
こんな変なことしなくても良いのですがね〜。
新しく購入したカーディナルSXにはシマノが取り扱っているパワープロの
デプズハンターPEラインを巻きました。
カーディナルSもPEラインなんですが、PEラインを使うとどうしてもリーダーが
必要となってきます。

現在ではFGノットで落ち着いてますが、PEラインとリーダーのノットは
多くのものが難しく感じます(自分には・・・)
釣行前に十分な長さのリーダーを付けるのですが、現場でライントラブルに
出会うこともあります。
ルアー交換の際 リーダーの長さがどんどん減っていくのをスナップを利用
することで幾分マシにはなるのですが、
北米のゲームフィッシュであるウォールアイやパイクは鋭い歯を持っていて、
リーダー部分に傷がいくことはしばしばです。
特にパイクは小型でもガッツリとルアーを飲み込んだりするし、
通常はワイヤーリーダーを使う人のほうが多いようです。
しかしウォールアイを狙う場合は極小なジグやルアーを使用するので、
必然的に細いフロロリーダーを使います。

老眼真っ只中なオサーンが現地で老眼鏡無しでFGノットを作るのは不可能に近く
それなら予備のリーダー装着済みの替えスプールを携行したほうが楽です。

2013年3月17日日曜日

トリガースピン オールドゼブコ44とそのレストア

オールドゼブコのなかでもひと際愛らしくチャーミングな振る舞いな
オールドゼブコ トリガースピンタイプのゼブコ44です。

オールドゼブコも通常の33なら中古市場でも頻繁に見かけますが、
44はそれに比べるとかなり少ないようです。
新品に近い状態で箱付きなんか100ドル近くもするオークション出店もあって、
良品だとは思うのですが、なかなか手が出ません。
私が購入した子はおそらく整備も何もしていないただの古い44だったようで
格安で手に入れました。
出店写真では何の表記もされていなかったバックカバーの凹みです。
格安だったので文句も言えず自分で少しはマシなように直すしかありません。
フロントカバーを開けてビックリ!!
スプールはこれでもか!というくらいホコリとグリスとそれからまたその上から
ホコリ・・・ってな具合に汚れてました。
何十年も前に巻かれていたナイロンラインも劣化していて 全部引き出すのに
時間がかかった上にスプールを外したボディ側もまた硬化したグリスが
こびり付いていました。
スプールもよく見ると内側にホコリのような何か硬質の汚れが付着していて
拭いただけでは綺麗になりません。
キャスト時にラインが干渉するところでもあるし、綺麗に仕上げる必要が
あると思われます。
レストア前の時点でドラグを確かめたくてラインを引き出した時、
ドラグが硬化していたこともありますが、ラインが頻繁に切れてしまい
この周辺部は特に念入りにレストアしたほうが良いようです。
驚愕のバックカバー内部のギア駆動部です。
メインギア、クラッチ、ラチェットバネ等 全て動作しますが、
何よりも恐ろしいくらいの汚いグリスやオイルが充満していました。

しかしながら構造も簡単なので、脱脂洗浄の後グリスとオイルを添加して
見違えるほどのスムーズな回転を取り戻しました。

スプール側は少し厄介で、脱脂洗浄だけでは頑固な汚れは落ちなくて、
自動車用のさび落としや真鍮用の研磨剤等で とにかく汚れ落としを
試みました。
これによりスプールも以前よりはスムーズな回転とドラグ回転を取り戻すことが
できました。
しかしまだまだスプール周辺は更なる調整が必要なようです。
(それはまた時間のある時にでも・・・)
チャーミングな後ろ姿。
凹み部分は後ろから少し叩いて凹みが目立たないようにしました。
トリガースピンのゼブコ44の特徴でもある可愛いスタードラグも
少しポリッシュして輝きを取り戻しました。
オールドゼブコ33とのツーショットです。
スピンキャスティングリールの元祖と言われるゼブコの33シリーズは
1954年発売です。そして毎年のように細部に仕様変更が施されて
現在の33シリーズに至ってます。
トリガースピンのゼブコ44も昔のオールドゼブコ33ととても似たカタチを
していますが、ゼブコ44の発売もかなり古く ゼブコ33発売のわずか2年後の
1956年からとなってます。

それまでのトリガーロッドでないスピニングロッドにはミッチェル等の
欧州メーカーのスピニングリールしか無かった頃で、ゼブコ44の登場によって
アメリカのリールがスピニングロッド
(アメリカンタイプ ストレートハンドルロッドと言ってるやつ)
に取り付けることが出来るようになった訳です。

オールドゼブコにはベイトクリッカーが装備されていて、これがまた
オールディーズな音を奏でてくれます。

そして夜な夜な お酒をチビチビやりながらベイトクリッカー音をジリジリ
鳴らして喜ぶ中年オサーンは やっぱりキショいですね〜。 ムフフ・・・。

2013年3月14日木曜日

クラッキンラップでアイスフィッシング

あんまり好きでなかったラパラのクラッキンラップも一度サカナを釣ると
手のひらを返したように溺愛するようになってしまいます。
そしてどんどん買い足してしまう悪循環のうえに、
「そういやあれっきり こいつでサカナを釣ってないな〜」
と 気づいた頃には取り返しのつかないことになっていることもしばしばです。

でも一般的にはよく釣れるリップレスクランクとしての地位は確立していて、
ただ自分がヘタクソなだけだと認識しているのもまた事実だったりします。

冬場のアイスフィッシングにもこのルアーは優秀だとは聞いていたのですが、
夏場でもあまり(自分にとっては)よくないルアーだったので、
登板機会は限られていました。
しかしハードルアー一辺倒で通すアイスフィッシングでは、
リップレスクランクの出番は意外と多く、しかもクラッキンラップの
独特なカチカチ音が大当たりすることが稀にありました。
これはあちこちの湖でのアイスフィッシングの様子の動画です。
水中での動き等も撮ってます。
小刻みにシェイクしているときはフラッシャーに魚影が映ったときで、
誘っているのですが、逆効果だったような気もしないでもないですw
やる気のあるやつはどんな動きをしていても食いついてきます。
しかしながらリフトアンドフォールの連続の途中で突然のサスペンドシェイクに
個人的には自身があります(釣れてないけど・・・)

主にノーザンパイクが対象魚なんですが、これ以外にもウォールアイや
巨大パーチ、マスキー、トラウトにも有効だそうです。
今度アイスでのバス釣りに行くのでそこでも挑戦してみたいと思います。

2013年3月11日月曜日

アブガルシア カーディナルS10 スピニングリール

ただいま近所のバスプロショップスで春のセールを開催中で、
余計な散財癖を煽られ、大迷惑してます。
そして今回のリアクションバイトはアブのスピニングリール
カーディナルSです。
カーディナルと言えば、今となっては最先端のレボシリーズ等と比べると
「スタンダードな普通のリール」ってレベルです。
日本向けの復刻カーディナル3とか 未だに人気機種であるのは事実だし、
北米でも復刻版はないものの 未だに定番リールであったりします。

300、100とシリーズ展開していたのがリニューアルされたようで、
STX、SXとなったようで、さらに一番廉価なSってのが今回のリールです。

とは言え、 日本のSTXとこちらのSTXを比べると「これが同じものか?」
と疑いたくなるほど北米モノは簡素です。
そして一番安いSシリーズは「金かけてないぞ〜」感を全面に出し切った
ブリスターパッケージとなっており、3+1ベアリングとこれまた100よりも
廉価な仕様となってます。
当然ながらシャロースプールモデルとか気の利いたモデルは無いし、
スペアスプールも無いし、 そもそもそんな違いなんて分かんなくても
いい人をターゲットにしているのかと 思うくらい簡素です。
そんなとっても地味なカーディナルSでも 少しだけオサレな
薄紫色なアクセントカラーにリアクションバイトしてしまったわけです。
ブリスターパックに入ったリールなんで、回転性能なんかを手に取って
確かめてから購入しようなんて まるで中級者以上の振る舞いを行うのは
厳禁です。
そういったことをするのは同じカーディナルでもSTXか それより上位機種の
OrraやRevoにしか許されてませんw
(でも一応ハンドル回せるように穴開いてる辺りが笑えるけど・・・)
まだまだアイスフィッシングができる季節なので、アイス用の
PEラインを巻いてみました。
ちょっとだけドラグ性能をチェックしてみたんですが、
アブの3機種のRevo、Orra、カーディナルの最下位シリーズの
さらに一番安いSという最安モデルでありながら、ドラグもスムーズだし
回転性能も価格を考えればかなり上出来な感じがします。

まあ 実際に実釣してみないと分かんないですが・・・・、

まあ あんまり釣り上手くないしなあ・・・・、
 

2013年3月7日木曜日

タイニーライト バスプロショップスの小さな小さなスピンキャスティングリール

バスプロショップスのタイニーライト スピンキャスティングリールです。
同じくバスプロショップスのタイニーライトロッドとのコンボで
購入したのですが、これってどこかで見たことあるようなカタチですね。
そうです。シェイクスピアのシナジーにそっくりです。
シナジーシリーズにもとても小さなスピンキャスティングリールがあり
そいつはマイクロスピンという名で販売されてます。
バスプロショップスのタイニーライトとシェイクスピアのシナジーTi10と
比べてみましたがとにかくタイニーはタイニー(小さい)です。
ちなみにシェイクスピアのマイクロスピンも全く同じ大きさです。
バスプロショップスって別名パチプロショップスと言われるくらい
「はて?どこかで見たような?」的なものが多いですが、
このタイニーライトはシェイクスピアがOEM生産したものだと
推測してます。
そして誇らしげ?にバスプロショップスのマークを入れて、
全く同じスペックのシェイクスピア マイクロスピンより1ドル高く
販売しています(ネット販売)
全く同じと言っちゃいましたが、実は本家(この場合シェイクスピア)
のほうがうらやましいスペックだったりします。
パチプロショップスのタイニーライトはシングルピックアップピンで
おそらくステンレス製なのに対し、本家はダブルでチタン製なんです。

所詮4ポンドで75ヤードしか巻けない小さなリールなんで、
お遊び程度のことしか出来ないし、多くを期待しちゃ この子が
可哀相すぎるし・・・・。

でもドラグはなかなか優秀だし、ギア比も4.1:1となかなか面白そうだし、
ついついフィールドに連れて行きそうな気配が今からしているのは
事実です。

2013年3月3日日曜日

USダイワ アンダースピン80XD

高級感漂うw黄金色した甘いマスクで私を虜にしたUSダイワの
アンダースピン80XDです。
スピンキャスティングリールのロッドの下に装着してスピニングリールの
ように操作が出来るモデルをダイワではアンダースピンと呼んでます。

普通のスピンキャスティングリールはサムバーを押すことでクラッチが
切れるわけですが、この子はアンダースピンなのでトリガーが付いてます。
なので一般にトリガースピンタイプと呼ばれるのが普通です。

まあ・・・どっちでもいいです。
クローズドフェイスと呼ぶ人もいればスピンキャストと呼ぶ人もいる
リールなんで、数少ないファンの中で「この呼び名が正しい」とか争うよりも
(誰も争ってないけどw)地球防衛軍のようにみんなで協力して
今後のスピンキャスティング界を発展させていきたいところです。
$25CANという格安?で購入したアンダースピン三兄弟の次男坊80XDは
長男に120、末っ子に40があります。
次男の80が自分には一番好きなサイズでお気に入りです。

北米の販売方法の得意技のブリスターパックに包まれた愛らしい
80XDですが、パックの上部がボコボコになっており、数奇な運命を背負って
近所の釣具屋のワゴンセールにたどり着いたことを考えると、
さらに愛おしさを感じずにはいられなくなりました。
USダイワとはいえ(中国産だけどw)ダイワジャパンの血を引いた
リールの面影を随所に垣間みることが出来ます。
1個しかないピックアップピンですが、回転式だしチタンだし
このあたりは上位機種並の装備です。

誰かが言ってた情報ではドラグはローター回転式だったのですが、
スプール回転式でした。
ゼブコに比べりゃドラグはまだまだって感じですが、個人的には
及第点以上のスムーズさです。

ギア比も4.3:1という所有するスピンキャスティングリールのなかでは
バスプロショップスのエクストリームキャストに次ぐハイスピードで
実践登用に多いに期待がかかるところです。

早く釣りに行きたいです。

2013年3月1日金曜日

アウトフィッターズのS字パワーハンドル

パイクフィッシングに大活躍?の中華アブ5601BCXですが、
先日ハンドルがひん曲がってしまいました。
もともとアルミの柔らかい材質だったので手で曲げて矯正しましたが
真っ赤で素敵なBCXをちょっとだけドレスアップのつもりで
パワーハンドルを購入しました。
アウトフィッターズのS字パワーハンドルです。
純正のハンドルの長さが(ノブの中心からノブの中心) 80ミリだったのに
対してアウトフィッターズのハンドルは少し短い70ミリを選びました。
巻き心地はノスタルジックな感じで趣き深く、
のんびりした釣りに最適なようです。
こんなに安い中華アブのBCXにちょっと高価なセラミックベアリングを
入れたりしてますが、ハンドルは比較的安価なアウトフィッターズが
お似合いです(と、いうかもう散財しすぎで・・・・)

リテナー付きハンドルですが、ナットがむき出しなのがちょっと
格好悪いです。
あまり使ってない5601C4のナットに交換しようと思ったのですが、
ハンドルから突き出したネジ山が意外に長くてC4のものがうまく
流用できなかったです。

なのでそのうちお似合いのナットを見つけて取り付ける予定です。